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  すぐれた俳句とは?

こんにちは。筆致俳句【HITCH-HIKE】のスイカです。
今日は俳句について面白い一節があったので紹介します。
まずはこちらを――。

 俳句では、主観は、花鳥風月に仮託されて、間接にしかあらわれない。自然事象の結合は、俳人の主観の介在によってのみ行われるけれども、主観がぎらぎら表面に出ているような作品は格が低くなる。主観が積極的に作用しているのは、小さく個性的な作品を生み出す。
 真にすぐれた句を生むのは、俳人の主観がいわば、受動的に働いて、あらわれるさまざまな素材が、自然に結び合うのを許す場を提供するときである。一見して、没個性的に見えるであろうこういう作品においてこそ、大きな個性が生かされる、と考える。

外山滋比古『思考の整理学』(P.56)


思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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この文章は、外山滋比古『思考の整理学』の中の一節です。この本は、すでに20年以上も経ちますが、今なお売れ続けている超ロングセラー本です。2008年には、「東大・京大で1番読まれた本」ということでなお売れ続け、80万部を突破したそうです。先日、「王様のブランチ」(TBS)でも特集が組まれていました。

「売れ続けるには理由がある」というように、この本にもその理由があるのです。それは本の内容がまったく古さを感じさせないということです。タイトルの通り、どのように自分のアイデアや情報を整理し、活用し、そこから発展させる方法論が書かれています。情報で溢れかえり、積極的にそれらを取捨選択しなければ生きてはいけない、この現代社会にこそむしろ有用ではないでしょうか? いくらコンピュータなどのデジタルツールが普及しようとも、アイデアや情報を活用するのは人間であり、活用するための考え方が重要であるということです。

さて、冒頭の引用は54ページから始まる「触媒」という項目の中の一節です。一般的に芸術的創造(創作)は個性の表現と考えられていますが、自分を出してはならない、個性から脱却しなければならない(没個性説)という考えを、俳句を用いて具体的に表した文章です。さて、あなたはこの一節をどう思いますか?
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