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  忘れられない映画 ~山中貞雄 編~

こんにちは。筆致俳句【HITCH-HIKE】のねぎ坊主です。


突然ですが、山中貞雄さんという映画監督をご存知ですか?
昭和初期、22歳の若さで監督デビュー。以後、数多くの脚本・監督作を生み出しながら、28歳の若さで戦病死。夭折した天才映画監督と言われています。

しかし、一般にあまり広く知られている方ではないようです。
私も大学で初めて監督作を観たのですが、その面白さにビックリしたのをよく覚えています。
戦前の作品なのに、内容は全然古くありません!

ただ、26本の作品を監督しながら、現在フィルムが残っているものはたったの3本だけです。
当時はフィルムを保存せずに捨ててしまったり、戦災で紛失してしまったそうです。
実に残念……。
いま、ほぼ完全な状態で観られるのは以下の3本だけです。(昭和10年~12年制作)

『丹下左膳餘話・百萬兩の壺』
『河内山宗俊』
『人情紙風船』

私はこの内、『丹下左膳餘話・百萬兩の壺』と『人情紙風船』を観ました。

『丹下左膳餘話・百萬兩の壺』は、2004年に豊川悦司主演でリメイクされていますので、ご記憶にある方もいらっしゃるのでは?
この作品はテンポも良く、笑いあり涙ありの人情ものです。登場人物の織り成すコミュニケーションの面白さや温かさにホロリとくる場面も多々あり。肩の力を抜いて観られるオススメの作品です。
ひとつのシーンが終わって、その次のカットで「次そう繋げるかぁ~。上手い!」と
心の中で何度唸ったことか。


『人情紙風船』は、タイトルどおり“人情なんて紙風船みたいに軽いよね”という暗い内容の話です。上記の作品に比べ、音楽もほとんどなく淡々と苦境に立たされた浪人の生活を映しています。観終わった後も、決して後味がよいとは言えませんが、何故か忘れられない映画です。主人公の浪人が何とか仕事をもらおうと、上級武士を雨の中じっと待っているシーンが印象的です。
この『人情紙風船』の完成試写の日に、召集令状が届き、「遺作が『人情紙風船』ではさびしい」という言葉を残し、日中戦争に従軍。そのまま戦地で亡くなりました。
戦争さえなかったら、もっとたくさんの作品を観られたのに……。


ほとんど作品が幻となってしまった山中貞雄作品ですが、東京国立近代美術館フィルムセンターで特集を組んでいます!
9/15~9/27の期間中、現存する3本のほか、断片フィルムを集めたものや、戦後にリメイクされた作品などを中心に上映するそうです。
なかなか観る機会のない監督なので、この連休中に足を運んでみようと思います!
行きたかった展覧会もあるし、久々にアートな生活します。



◆「生誕百年 映画監督 山中貞雄」
  東京国立近代美術館フィルムセンター
  会期:2009年9月15日(火)~9月27日(日)


映画ってスバラシイですね。
それでは、また★


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